天草八十八ヶ所霊場巡り http://www.amakusa88.com/2016/07/18/天草八十八ヶ所霊場巡り/
天草八十八ヶ所霊場巡り 写真付き
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天草八十八ヶ所巡りは、皆の宗による「感謝の遍路」!
弘法大師・空海は、真言宗の開祖である。
しかし、天草では真言宗以外の曹洞宗・浄土宗の寺院にも弘法大師が併祀されている。
「天草八十八ヶ所霊場」は、宗派を問わない、いわゆる「皆の宗」で篤(あつ)く信仰され
てきました。
弘法大師信仰は天草全島に及び、寺の境内や地域の大師堂には八十八の石仏が
祀(まつ)られ、家庭では天草土人形の弘法大師像が祀られるようになりました。
元文3年(1738)~昭和30年代まで続いた天草土人形(本町)は、部屋飾りの人形
だけでなく弘法大師像や鈴木重成像が作られ、寛永年間から大正末期の最盛期には
一日馬車6台を出荷したといわれ、天草一円の家々の仏壇に弘法大師像が見られる
のも頷けます。
昭和中期までは盛んであった「天草八十八ヶ所霊場巡り」は、時の流れと共に
廃れた施設もあり、長い間途絶えていた。
弘法大師信仰は天草全域に及び、新たな霊場が加えられ巡礼ルートも整備され、
真言宗総本山東寺(京都)の公認を受けて、「天草八十八ヶ所霊場巡り」が復興しました。
平成26年5月10日、松崎僧正を招聘して復興記念巡礼には約100名が参加し、現在
300余名の方が成満しておます。
四国八十八ヶ所のお遍路は、病気や悩み・苦しみから逃れるために仏様に
救いを求めるご祈願のための八十八ヶ所霊場巡りです。
一方、「天草八十八ヶ所霊場」巡拝は、願い事だけでなく「感謝のお礼詣(もうで)」
を本旨としています。
天草最古のお寺 染岳山観音院 弘法大師像 崎津教会 皆の宗
裏山には八十八ヶ所に石仏が安置されている。
染岳観音院の沿革
天慶4年(941)弘法大師の法孫 妙覚法印により本砥郷(本渡町山口)の蘇迷嶽(染岳)に真言宗蘇迷嶽観音院を開基。
天正17年(1589)キリシタン大名小西行長の兵火を浴び全焼。
元祿16年(1703)黄檗宗(おうばく)として再建。
宝永3年(1706)曹洞禅宗染岳山 観音院として再興。
明和7年(1770) 東向寺10世 泰梁慧貞により再建され門末となす。
金性寺 樋島大師堂 普門院大師堂
大津町:水月寺ご一行