天草八十八ヶ所霊場 歩き遍路
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天草８８ヶ所霊場巡りに、新たに平成２７年９月２２日、から〔歩き遍路〕がスタートしました。
第一組１番札所の明徳寺を朝７時に出発して、明治２４年に架け替えられた本町一ノ瀬橋を渡り、下河内の普門院跡大師堂から、天草四ヶ本寺の東向寺を経て、迦葉寺、天草初代代官鈴木重成を祀る鈴木神社に参拝しました。
更に本町苓北を結ぶ広域農道を山越えして城川原の観音寺、手野の東明寺までの２０Kmを８時間掛けて完歩しました。
白装束に身を固め、菅笠を被り、金剛杖を突いた見慣れぬ遍路姿に人々の視線を感じながら
「南無大師遍照金剛」を唱えての歩き遍路なのです。
道中、田園の畦道に咲く真っ赤な「曼珠沙華」の花を愛でながら、今なお随所に残る富岡往還
の細道を、鈴木重成公も通ったであろうと往時を偲びながら会話も弾みます。
トンネルに差し掛かると、水戸黄門の主題歌〔ああ人生に涙あり〕の歌はエコーの音響効果も
利いてプロ並みの歌声が足の疲れを癒してくれます。
♪人生 楽ありゃ苦もあるさ 涙のあとには 虹も出る 歩いてゆくんだ しっかりと 自分の道を ふみしめて
人生 勇気が必要だ くじけりゃ誰かが 先に行く あとから来たのに 追い越され 泣くのがいやなら さあ歩け
人生 涙と笑顔あり そんなに悪くは ないもんだ なんにもしないで 生きるより 何かを求めて 生きようよ♪
ここしばらく長距離を歩くことなど無かったので体力が続くか心配だったが、弘法大師の身代わり
と言われる金剛杖に支えられ、同行二人の巡礼で完歩出来たのは嬉しかった。 もっと見る歩き遍路